言葉の重み
松の内ではありますが、
本日、広報広聴委員会が開催されました。
議会だより28号の第一校の校正です。
28号には、12月定例会で審議した内容を掲載します。
一般質問の内容については、各議員で校正を行いますが、
委員会審査や、請願や要望書の内容については、
広報広聴委員会で、その表現について、詳細に協議していきます。
3年前に広報広聴委員会に所属して以来、
議会だよりが読みやすく手に取ってもらえるよう、そして分かりやすく、かつ正確であるよう
改善を重ねてきましたが、
正確を期すると、どうしても難解になってしまったり、悩ましい部分です。
今回は、
請願の審査について、
『配布』『配付』『交付』のいずれの表記が正しいのか、議論を深めました。
配布・・・広く配ること。
配付・・・(該当する者に対し)個々に配ること。
交付・・・国・役所から(該当する者に対し)、書類や金品などを渡されること。
と、なっています。
今回、採択された請願は、
【網膜色素変性症】という難病の患者に対し、
その生活を支える暗所視眼鏡を、障害の等級に関わらず、入手できるように支援して欲しいという旨であります。
暗所視眼鏡が、大変高価であるので、行政が支援することを議会として訴えることになりました。
さて、この場合、
配布、配付、交付、どれが正しいのでありましょうか。
議場ではどの言葉が使われ、
採択された請願書はどの言葉で議事録として記録されたのか、
そして、
議会だよりとして、どの言葉でお伝えするのが正しいのか、
そのまま伝えるのが正解なのか、
多少直しておくのが良いのか、
それとも意味に沿って書き換えるのか、、、
我々議員は、日ごろから、言葉に敏感でなければならないと実感しました。
結果、『配付』については、近年使用が見られない傾向にあるとして、
『配布』と表記することが妥当と判断し、
まだ、明確に『交付』とされている箇所には『交付』にて表記することになりました。
来月15日発行です。
ただし、
コロナ感染症拡大の影響で、行政文書の配布(←出た!)が、15日には見送られることから、
各戸配布は3月1日以降となります。
おたのしみに♪