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パリテカフェ@信州にオンライン参加

午前、産業経済委員会で中小企業支援の取組に対する聞き取り調査、
午後、広報広聴委員会で議会報告会や意見交換会に関する要綱の整理、
夕方からは、信州大学「キャリアデザイン実践ゼミ」へのZOOM会議によるゲスト参加、
盛りだくさんの一日でした。

どれもが大事な時間でしたが、
遠く信州大学の授業に参加できたことは特に感慨深く、
技術の向上や社会の変化にも驚きつつ、
まだまだZOOMをうまく使えない自分にガッカリしつつ、
我が子と同い年の学生さんと意見を交わせたことそのものに感激しました。

今の学生さん、しっかり勉強してますね。
知らない大人にいきなり意見を求められて述べることができるとは、感心です。

同じグループに振り分けられた3人の学生さんからは
議員は何をしているのか、
議会では何を話し合っているのか、
議員として活動する中で困ることはあるのか、などを尋ねられ、
そして、どうして議員、議会、そして選挙に関心が向かないのかなどについて
ざっくばらんに話をしました。

若い人も、議員との交流を拒絶しているわけではなく
こうして向き合って個々と話す機会がないことを惜しんでいる様子。
積極的に若い人との交流の場を持つことが、
将来的に、そして社会的に必要だと考えました。

ゼミ参加の議員は13名で、
13のグループそれぞれで未来につながる会話が盛り上がったようです。
すごくすごく有意義な時間でした。胸いっぱい。

さて今回、この授業にお呼ばれしたのは、
長野県白馬村の田中麻乃議員からのお声がけによるもの。

沖縄出身の田中議員は、白馬村にはIターンすなわち移住者なのですが、
若く、女性という、選挙には非常に不利な立場で挑戦し、
地域の活力のために活動されています。
昨年研修で知り合った田中議員の公私ともに精力的な活動には、いつも刺激と感銘を受けています。
こんな人材を社会が活かさないでどうする!?ってくらい、魅力とパワーに溢れています。
他人事みたいなことを言いますが、長くご活躍いただきたいと思っています。

その田中議員が、日ごろ活動されている色々の一つが、
信州大学との協働で進めている『パリテカフェ@信州』

昨日のゼミの中でも説明があったのですが、
「パリテ」というのは、「半々」という意味を示すフランス語。

人口は男女ほぼ半々であり、社会も多様であるのに、
議員は、とある層に偏りがあるのが現実。日本は特に偏っています。
政治分野における男女共同参画推進法が、2年前には公布されましたが、
日本のジェンダーギャップ指数は、世界153か国中121位、政治分野に限ると144位…

田中議員の進めるパリテカフェ@信州は、
多様性ある議会を実現するためのアイデアを語り合う場としているようです。
田中議員は、地元の沖縄でも開催されました。
こうして、全国各地で少しずつでも広がりを見せることで、日本全体の意識が変わっていくはず。

前々から興味があったけれど、さすがに長野も沖縄もすぐには行ききらん・・・というところに実現したオンライン参加。
胸いっぱいで、それだけで満足しないようにと心がけました。

私は、女性だからとか、女性としてとかを強く意識することはないのですが
かと言って男性ではないので、
女性の有権者が、ご自身の意見を行政に述べる窓口として、同じ女性である私が身近であることは確かです。
女性が声を挙げやすくするためには、女性議員がもっと増えることが大切であり、
目指すところはパリテ、すなわち同数ではないかと思います。

パリテカフェの取組が、今回のゼミ参加でぐっと身近に感じられ、
私も何か一歩を踏み出せそうな気になりました。

先日のように、
女性議員での勉強会はもちろんですが、これは内側に向けたインプット作業に対し、
パリテカフェの取組は、外側へ向けたアウトプット作業であって、
インプットを消化しないとできないことでもあります。
インプットがなければアウトプットもありませんので、バランス良く出入力していきたいと思います。

お声がけくださった田中議員、
また、日ごろパリテカフェ信州の取組を行っている長野県内の議員のみなさま、
そして、受け入れてくださった信州大の勝亦先生、およびゼミのみなさま、
この度はありがとうございました。


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