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都城デンタルコアカレッジ宣誓式

9月定例会で質問したデンタルコアカレッジにおいて、
宣誓式が行われ、
来賓としてお招きいただき、参列してまいりました。

宣誓式への参列は初めてのことで、
看護師の戴帽式と同様、ナイチンゲール像からキャンドルに灯を取る
その厳かな雰囲気に、こちらまで緊張して背筋が伸びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

灯を取る前には、
一人一人、誓いの言葉を述べる姿は、全員が堂々としていて
広いホールなのにマイク無しで、気合が違うと思いました。
このコロナ禍で、多くの行事が中止や短縮となっていますが、
やはり、節目となる式典は大切だと改めて感じました。

一般質問にあたり、歯科衛生士の方々へのアンケート調査を行った際、
回答者の全員が
「やりがいがある仕事」と書かれていたのが非常に印象的でした。
尋ねていないのに、です。
しかし今日、このような式を経て仕事に就くことを知り、
使命感に燃える姿勢の源を理解できたような気がします。

校長先生の祝辞の中に、
ナイチンゲールの言葉『犠牲なき献身こそ真の奉仕』が引用され、
真の奉仕についての言及がなされ、深く印象に残りました。

ともすると、医療の現場のみならず、
例えば我々議員もそうですが、教職員や公務員と呼ばれる立場の方には
自己犠牲を伴う奉仕を求める風潮が強くあると感じます。
議員自らパフォーマンスとして自己犠牲としての奉仕を見せることも多々遭遇します。

しかし、それを真の奉仕でないと断言するナイチンゲールが言いたいことは、
奉仕には持続が必要であるということ。
犠牲を前提としていては持続できないということ。

昨今、言葉としてよく聞かれる「SDGs」はまさに持続可能な開発を目標として掲げていますが、
開発とは違うものの、持続的であることが社会を良くしていく根本であると
100年以上前には提唱していたナイチンゲールに深い薫陶を受けた時間ともなりました。

また、都城歯科医師会会長の永井先生のお話の中では
イチロー選手が引退した際の言葉、
「特別なことをするために特別なことはしない。
特別なことをするために、普段通りの当たり前のことをする。」
が引用されていました。
イチロー選手の考え方は元々好きですが、
これも全くその通りだと、今日思い出せて良かったと思いました。

自己犠牲は、おそらく特別なことです。
でも、それは続けられない。
当たり前のことを続けていくうちに、誰かに喜ばれる真の奉仕に繋がるのではないか、
そのようにも感じ取りました。

そして、理事長からのご挨拶中で
先の一般質問に関し、私のことをご紹介いただきました。
自分の名前が出てくるとは思わず、恥ずかしいくらいにビク!としてしまいましたが…

校長から、入学者減少についてのご相談を受け、
自身の立場でできることは、市との連携について質問することだと考え
いつもの議会と同じ当たり前のことをしただけだったのですが、
学校関係者のみなさまに喜ばれただけでなく
会合の際にデンタルコアカレッジのことが話題に上ったり、
何かしらの波及効果が見られているということを知り、
本分を果たせたことに安心と誇りを感じました。

果たせたとは言っても、
実際に入学者が増加して安定することが本来の目的ですので、
まだまだ道半ばです。

これをご縁に、未来の人材へとしっかり繋いでいきたいと思います。

 

宣誓式にお招きいただきありがとうございました。


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