ブログ

9月定例会一般質問

朝晩涼しく過ごしやすくなりました。

9日、一般質問に登壇しました。
その日は都城市役所宛に爆破予告が届いていたので、
警備で騒然としていましたが、何事もなく安全が確認され、安心しました。

さて今回は、

1.都城夜間急病センターについて
2.都城デンタルコアカレッジについて
3.令和2年度成人式の開催について

の3つの項目について、質問しました。

余談ですが、
前回の6月議会では一般質問という登壇形式を取らず、書面による質問となったためか、
今回、質問する議員が23名と多くなりました。
(議長、副議長、監査の3名は質問できないので、もともと質問できる議員は26名です)

一般質問初日の9日は、6人が登壇する予定でしたが、
爆破予告によって、4人の登壇で会議を終了し解散となったのですが、
その4人目の登壇となりました。
予定変更とならずに済んでホッとしました。

この記事では、
1.の夜間急病センターについて、どのような質問をしたのかお伝えします。

5年前、平成27年4月に金田町に移転した医師会病院には、
夜間急病センターと、健康サービスセンターが併設されています。

医師会病院は、その名の通り、医師会が運営しているのですが、
併設の夜間急病センターと健康サービスセンターは、都城市が、医師会に委託管理をしている市の施設です。
ただ、当然ながら強い連携が図られていて
夜間急病センターに搬送され重篤であった場合には、医師会病院に入院となります。

健康サービスセンターの方は、
昼間の健康診断ですので、予約制であることもあって来院者数も割り出しやすく、
経営が安定しているのですが、
夜間急病センターは、夜間の急患がどれほど来院するかは日によって異なり、
多すぎても職員の疲弊を招くこともあって、リスクの高い不採算部門といえます。

その不採算部分、つまり赤字をどうやって補っているのか、
市で運営している施設ですので、
当然、市税にて賄われていまして、その額なんと年間3億円超。

7月に発表された、ひとり親世帯の臨時特別給付金の予算も約3億円です。
大きいです。

これを、三股町、曽於市、志布志市も、利用者の人数に応じた負担額を都城市に支払って、
協力体制で夜間急病センターが維持されています。
他の自治体からの夜間急病センター利用者もいるのですが、
西諸県地域(小林市、えびの市、高原町)からは、
負担金への協力がないことが以前より議会で取り上げられていましたので、
そのような問題に対して質問しました。

小林市は宮崎市、えびの市は人吉市の救急を利用することが多いこと、
宮崎市人吉市からは負担金の請求がないことなどが
支払われない理由のいろいろある一つであるようですが

西諸県地域2市1町の年間利用人数と、
曽於市志布志市との年間利用人数がほぼ同数であり、
他市の救急医療が請求しないから、本市には支払わないというのはおかしいと思います。

とはいえ、
高原町とは隣接してますし、西諸県地域と反目しても良いことはありませんので、
今後、
都城夜間急病センターを県西地区の救急医療拠点として、
西諸県地域と一緒に、県に向けて、手厚い補助を強く要求していくべきと訴えました。

県からは現在、高度医療機器の拡充に対しての補助金が充当されていますが、
とても足りません。
医療機器の充実は、患者側が受ける恩恵ももちろんなのですが、
医療従事者にとっても大切なコンテンツであり、
医師確保のためには、新しく精度の高い機器を揃えていくことが重要となります。

医師会病院は、県立病院のない県西地区においては、県立病院に替わる役目を果たしていますし、
そもそも、県の医療計画に沿って、医療を施しています。
県がもっと手厚い補助金を充当し、
西諸県地域も、都城市の医療を共有していくことが必要ではないかと考えます。


カテゴリー:

皆さまの力を、お貸しください。サポーター募集中