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地方議会は必要か?

先日、一冊の本が届きました。

昨年(平成31年)4月に放送されたNHKスペシャル「崖っぷち!?わが町の議会」に先駆けて行われた
全国の地方議員へのアンケート調査をまとめたものです。

https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/touitsu/2019/questionnaire/

 


全国の地方議員は、約3万2千人もいるのですね。
私も、かなり丁寧に回答しました。
このHP中にも一か所、私の記述が記載されています。

それとは別に、
書籍化するにあたって、HPに掲載された回答とは別の部分の件で電話取材を受けました。
そのお礼として、送られたものです。

本日は、東京都知事選の投開票日です。
ちょうど一週間後には、お隣鹿児島県で知事選の投開票日となります。

いずれも、首長を決めるもので、
我々議員は、首長の仕事をチェックするのが一番の仕事なのですが、、、
この本を読むと、
もしかすると、一瞬、議員が議員の仕事をしていないかのように思えるかもしれません。

たとえば、ずっと一般質問をしない議員のこと、
それこそ、首長の提出議案を否決したことのない議会のこと。。。等々。

かく言う私も、議員の資質としてどうなのかという部分において取材を受けています。
(もっと当たり前の勉強や、勉強に対する準備があっても良いのではないかという意見です。)

奇しくも先日、議会宛に
「都城市議会における各議員の過去の一般質問の回数を問う」内容の質問状が届いたようですが、
中には一般質問の回数が極端に少ない議員がいるかもしれませんが、
一般質問だけが議員の仕事ではありません。
一般質問に立たなくても、市にとって重要な役割を果たしている議員を数々知っていますし、
逆に、一般質問に登壇していても、
毎度毎度同じことを繰り返し述べているだけで、質問になっていない議員もいます。

私は、経験が少ないので勉強の気持ちで
今のところ、(書面による質問となった本年6月を除く)全議会で登壇していますが、
全てに登壇することが必ずしも良いことだとは考えていません。

また、議案の否決も、ただ反対するだけは誰でもできることで、
論理的で現実的、かつ、建設的な代替案が出されない否決は、あってはならないと思います。
賛成に回り、可決に持ち込んだものの、
後から、あれは附帯決議案を提出すべきだったんだなと思うものもあります。
↑ちょっと専門的ですみません。ここでは説明は省きます。

とは言っても、議会がNO!というかもしれないということは、
執行部にとって重要な脅威であり、
脅威として存在するからこそ、可決しうる議案を熟考のうえに提出してくるのだと考えます。
先に述べた通り、附帯決議としたいときもありますが。。。

すなわち、地方議員は必要か。
この本のタイトルの問いに対して当然ながら、必要だと大きな声で返答します。

NHK・選挙関連HP↓
https://www.nhk.or.jp/senkyo/


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