書面による質問の回答⑤【小中学校の授業時間の確保について】
【小中学校の授業時間の確保について】
質問:
令和元年度及び令和2年度に、臨時休業で不足した授業時数をどのように補うのか。
(夏休みに7日間を確保しているが、それだけで足りるのか。)
回答:
臨時休業で不足した授業時数を補うために、夏季休業期間に7日間の授業日を設定します。
この7日間を決定するために、
まず、各学校において学級担任や教科担任から未習内容を補うために必要な授業時数を調査しました。
その結果、最少60時間から最大82時間まであり、その平均は72時間でした。
次に、今年度の授業時数は昨年度と比べ4日間多かったことや、年度末や年度初めは学校の行事等が多いため、
教科の授業時数が少ないこと等の情報を、市内の小・中学校に在籍する主幹教諭から得ました。
それを受けて、教育委員会が未習内容を補うために必要であると判断した授業日数が7日であります。
なお、それでも不足する場合においては、各学校が、児童生徒の発達の段階や教職員の負担等に十分配慮した上で、
例えば、学校行事の精選を図ったり、週当たりの授業時数を増やしたりして未習内容を補うための工夫を行います。
質問:
文部科学省から教員の追加の方針が示されているが、本市においてはどのように取り組む予定であるのか。
回答:
本市においては、県教育委員会と協議を行い、
6月1日から算数少人数加配教員及び日本語指導教員の勤務時数を増やす取組を行っております。
今後につきましても、国が県に対して行う第2次補正予算に係る学習保障のための人的支援を受けるため、
国・県に対し学習指導員等の追加加配を要望してまいります。
授業数については、一保護者として気になる部分でしたので、質問しました。
足りるのか?と聞かれれば、足りないのだろうと思っていましたが、
回答を見ると、大丈夫なんだろうという印象です。
何より、現場の先生方が日々創意工夫を重ねて、
授業時数の減少分を取り戻そう、
こどもが安心できるよう従来通りの環境で日々を生活させよう、としてくれていることと期待しています。
実際、我が子が通う学校では、
水泳の授業は、児童数との兼ね合いもあって、大変厳しいとした上で
一時間だけでも行いたい旨を早くから表明してくださり、
一学期の遠足も無事に行われました。
遠足も、(スイミングスクールに行ってない子は)プールも、学校でしか体験できないものです。
授業も大切ですが、勉強以外のことも学習していくのが学校です。
のびのびと、コロナに関係なくいつも通りの暮らしをしていくのが、
本当の「コロナに負けない!」ことではないかと思っています。