令和2年6月議会の一般質問について
本日13日、議会運営委員会が開催されました。
私は委員でないので出席しませんが、
会派内の委員に自らの意見や要望を伝え、反映されていくようになっています。
今回の議題は、
6月定例会の一般質問についてと、
議会からの市の財源への支援について。
まず、一般質問に関して、
私は、今回については登壇スタイルは止めるべきという考えで一貫しています。
質問の通告を行ったら、市の職員さんたちは、休日返上でその答弁を作成します。
質問の動機や、その意図、を正確に汲み取るために
聞き取りを行い、調べて、何度もやり取りをしてくれます。
わたし達議員も、
質問の意図とズレた答弁である場合など
出された答弁に不満があれば、もっと深く答弁するよう要求し、作り直してもらうこともあります。
一般質問に登壇する日は、それぞれの議員で決まっていて
登壇までに、答弁がしっかり揃っていないといけないため、
なるべく早く、このような質問をしたいという旨を伝えるよう心がけています。
ギリギリになる時もありますけども。
そして、質問の様子はケーブルTVで配信され、動画で残され、議事録で一生残るわけです。
議員の仕事としては花形です。
ただ、それは、
市の職員さんたちの心からの協力があってのことと捉えておりますので、
今般、コロナ禍の対応の為に
5月の連休も出勤し、連日の電話対応に追われ、同時進行で通常の業務をもこなす職員さん達に、
一般質問の対応という負荷までをもかけまいという配慮でありました。
以上が主たる理由です。
なお、2011年新燃岳噴火後議会でも、
市職員への負担軽減のため、一般質問は書面でのやり取りを行った前例があり
その経験を基に、
単なる一般質問の中止ではなく、書面での質問形式が今回もふさわしいと考えてきました。
また、先月30日の全員協議会においても、
事前に、コロナ関連の市への質問を書面にて通達し、書面にて回答をもらっていまして
これは、会派毎に質問を提出しているのですが、
重複する内容も多くあり、
書面回答であったことで、担当部署が同じ内容の質問を個々に聞き取りに行く負荷を軽減できたと考えています。
加えて、コロナウイルス感染症対策においては、
日々状況が変化する中で、
一カ月ほどかけて、質問に対する答弁を精査していることは意味がないと考えます。
現に、前出4月30日の全員協議会では、
陽性患者が確認された場合の対応についての質問が多く見受けられたのに対し、
今、懸念されている一番の事項は経済対策であり、
日々、重要課題が目まぐるしく変容している中で、
【登壇するスタイル】である一般質問を行う必要性および優先度はいかほどかということを
考えた結果であります。
一般質問を行わないと、
議員の仕事をしていないかのように思われることも承知しています。
また、コロナ関連以外の課題も市に在ることは確かですので、
それらは議事録には残りませんが、直接、担当部局とやり取りをしていくこととなり、
市民のみなさまへしっかり説明していく必要を感じています。
上記のとおり、一般質問をしていなくても市政を質すことはできます。
当然、登壇して、市民のみなさまに広くご覧いただけるスタイルの方が
より強く市に訴えることができますので、本来の登壇スタイルは必要です。
今、大変な緊急事態だからこその措置であり、今後ずっとというわけではありません。
結果、一般質問に関しては、
6月議会においては登壇スタイルをとりやめ、書面による質問ということに決定しました。
新しい生活様式と同様、
新しい議会様式を確立していく時だと感じています。