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全国都市問題会議

11月7日(木)、8日(金)は、
お隣霧島市で行われた全国都市問題会議に出席しました。

 

テーマは『防災とコミュニティ』
参加は、約2000人!
東日本、特に東北からの参加が多く、防災への関心の高さを感じました。

 

基調講演は、志學館大学教授の原口泉先生。
大河ドラマや朝ドラなどの時代考証も担当されている高名な先生です。
明るく軽妙な語り口で、あっという間に引き込まれました。
防災と歴史と、何の関係があるのかなと思ったのですが
歴史的に、防災として取り込まれている文化があるという話で、
なるほど歴史と風土とをうまく調和した防災こそが、減災に繋がるのだろうと思いました。

 

続く、霧島市長中重さんの報告では、
平成23年1月に大きく噴火した新燃岳の災害への対応についてなど。
新燃岳の噴火災害は、都城市にも大きく影響したので、自分のこととして聴きました。
そして、霧島市には、15年前まで4年間ほど住んでいたので、
桜島の噴火とも共存していることも、よく知っています。

自身は、噴火してもいつも通りの生活をすることが当たり前なのだけど
噴火すると観光客激減するなど、避けて生活することの方が当たり前なのだと
今更ながら気づかされました。

 

午後からは、ジオパークに関連する報告もあり、
奇しくも、使っていたボールペンが”霧島ジオパーク”のものであったので
一人で興奮したりしてたんですが、
火山がただ危ないものではないとの認識はちょっと違うし、
かと言って、知識なく近づいてもいけないものだし、と
もっとジオパークという概念をしっかり理解して、広めていきたいと思いました。

この日、閉会後にお話しした神戸市の事務局長さんからも
「灰が降る日はどうしてるんですか?外出を控えるんですか?」と尋ねられましたが
灰が降っても、洗濯物を外に干さないだけで、普通の生活していることなので、
改めて、火山との共生についてもっと発信していくと良いのだと思ったことでした。

神戸の方からは、阪神淡路大震災の時の救助体制についての話を聞くこともでき
災害対策について、勉強していかねばならないことがまだまだたくさんあると感じました。

”有意義だった”という言葉では足りないほど、
たくさんのことをインプットした濃い二日間でした。

 

一日目の報告おわり。


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