建設委員会視察~河川整備について@都城市内
総務委員会と、建設委員会とで、議長の諮問を受けての管内視察。
台風や梅雨時期の大雨の時、毎年浸水してしまう箇所と
それを防ぐためのポンプ場や貯水地などを訪れ
なぜ浸水するのか、どのように対応しているのか、詳しい説明を聞いてきました。
↑↑浸水箇所近く。とても天気が良く、霧島もくっきり。
三つの川が合流する箇所なので、地形的にどうしても溜まりやすいと思われます。
今年、委員会での勉強会や行政視察などを通して、浸水被害の発生メカニズムについて勉強してきました。
⇒高砂市での視察
水門やポンプ場は、大雨時
排水しないと内水氾濫が起きますし、
川の増水後は、水門を閉めるのが遅れると川から逆流しての氾濫となるので操作のタイミングが肝要です。
ポンプ場は特に、今回実際に見て、操作の過程まで教えてもらい、
それまでの講習で教わった仕組みがよく解りました!
我が都城市は、上流域にあたるので、
市内に降った雨水をただただ速やかに河川に流してしまえば良いという考えだと、
下流域の宮崎市での氾濫を招くのではないか?と長年疑問に思ってきたのですが、
それにも詳しく答えていただき、自身の考えも述べることができ、良い時間となりました。
やはり近年、大雨時の水位上昇のスピードが増しているそうで
宅地開発等によって雨水の地下浸透が減った分、側溝から河川に流されているようです。
内水氾濫(降った雨が流れずに道路冠水や、床下浸水等を招くこと)を防ぐための手立ても大切ですが
一気に河川に流れ込むと決壊や越水を招くので、
時間差で河川に流すための方策も含めて、総合的な治水事業が必要だと改めて考えました。
↑↑時間差で流すために、降った雨を溜めておく貯水池。
これができてから浸水がなくなりました!
市民個々の努力として各戸での雨水タンク設置があります。
浸透性舗装は、道路冠水を防ぐには有効です。
さらに浸透性側溝の敷設によって、河川に流れ込む雨水の量を少しでも減らす努力を促進したいと思います。
今年、
スウェーデンの16歳のグレタさんが、あどけないおさげ頭で涙ながらに
未来の地球を守って欲しいと訴える姿が取りざたされました。
我が家にも同じ年の頃の子がいますが、
高校生たちも、その姿に心打たれて話題にしたそうです。
一人ひとりが、
目先の安易な開発から
身近なことから取り組める持続可能な対策へと方向転換していく時なのだろうと考えるところです。